PlayBackMailとは、うっかりミスによる電子メールの誤送信および、誤送信による情報漏えいを防止するためのソリューションです。 経路上のメールを強制的に隔離、一時保留を行うことで、ユーザーによるメール送信作業と、実際の宛先アドレスへの配信の間に一定の遅延を発生させることを主な目的とします。 PlayBackMailに一時保留されている間は、ユーザーはWebインターフェイスを通じ自身の手で 送信メールを削除することができます。 また、添付ファイルの暗号化(Zip/AES)、一定数以上の宛先を強制的にBCCへ変換する機能も同時に提供します。
保留中のメールを削除する場合は、削除したいメールのチェックボックスをチェックし、「削除」ボタンをクリックしてください。 「本当に削除しますか?」というダイアログが表示されますので、問題ない場合は"OK"をクリックしてください。 画面下に「チェック済みのメールを削除しました」というメッセージが表示されますと、削除処理は完了です。 後程、削除通知メールが送信者に配信されます。
保留時間を待たずして配信を行いたい場合は、送信したいメールのチェックボックスをチェックし、「即時送信」ボタンをクリックしてください。 「本当に送信しますか?」というダイアログが表示されますので、問題ない場合は"OK"をクリックしてください。 画面下に「チェック済みのメールを即時送信しました」というメッセージが表示されますと、即時送信処理は完了です。 管理者側の設定により、即時送信通知のメールを送信者に配信することができます。 ※保留時間経過後に自動的に送信されたメールについては、このような通知メールは配信されません。
「一時停止」ボタンをクリックすると、そのログインユーザーのメール処理を一時停止することができます。一時停止を実施中のユーザーのメールについては、保留時間が経過しても自動的に送信されることはありません。ただし、一時停止中であっても、保留中メールの削除・即時送信は可能です。 管理者側の設定により一時停止期間を変更することができます(初期値では60分)。設定された時間を過ぎた場合は、自動的に一時停止が解除されます。その際、送信予定時刻を過ぎた保留中メールに関しては、自動的に送信されます。 一時停止を解除する際は、「一時停止」ボタンを再度クリックします。 「一時停止を解除します。送信予定時刻を過ぎたメールは即座に送信されますがよろしいですか?」というダイアログが表示されますので、問題ない場合は"OK"をクリックしてください。
画面上部の「履歴表示」タブをクリックすると、これまでのメール処理の履歴画面が表示されます。 過去に配信済の添付ファイル付きメールへの復号キー(パスワード)も確認可能です。
画面上部の「個別設定」タブをクリックすると、個別設定画面が表示されます。 ここでは、ユーザー毎に以下の設定を行うことができます。 ※管理者側の設定により設定変更を許可されていない項目に関しては選択不可能であるか、または項目自体が表示されません。
Q.暗号化されない添付ファイル形式はありますか? A. 以下の形式については、暗号化されずそのまま送信されます。 ・.msg ファイル(Microsoft Outlook より送信した場合のみ) ・分割メール (Content-Type: message/partial形式) ・ファイルがメール本文中に挿入されたメール (Content-Type: multipart/related 形式) ・DSN / MDN等のContent-Type: multipart/report 形式 ・Content-Type: multipart/calender 形式 Q.暗号化された添付ファイルのサイズは小さくなりますか? A. 添付ファイルの圧縮は行いませんので、ファイルのサイズは小さくはなりません。PlaybackMailではパスワードによる暗号化のみ行います。 Q.宛先に応じて添付ファイルのパスワードを固定化することはできますか? A. 可能です。宛先アドレスの完全一致を条件として、パスワードを予め定義した固定値とすることができます。 例えば、user01@cskwin.com, user02@cskwin.com パスワード:password と定義している場合、宛先をuser01@cskwin.com, user02@cskwin.com としたメールを送信することで、“password” というパスワードで暗号化されます。 宛先をuser01@cskwin.com としてメールを送信した場合、固定パスワードは適用されません。 また、指定したドメインのメールアドレスにメールを送信する際に、パスワードを予め定義した固定値とすることも可能です。この場合はアスタリスク(*)を用いてメールアドレスの前方一致にて登録をします。 例えば、*@cskwin.com パスワード:password と定義している場合、宛先をcskwin.com ドメインに指定したメールを送信することで、”password”というパスワードで暗号化されます。 Q.その他、問題となる可能性のある送信メール形式はありますか? A. メール本文にある画像シグネチャーが添付ファイルであると認識され、パスワード付きZIP化されてしまいます。 Q.暗号化された添付ファイルのパスワードの文字数や文字種別の変更ができますか? A. 文字数は変更できますが、文字種は変更ができません。パスワードはランダム英数字による文字列になっています。 Q.Zip暗号化形式の添付ファイルを受信拒否する受信先には、添付ファイルは送信できないのですか? A. 添付ファイルの暗号化は、Zip形式以外にAES形式を選択することができます。AES形式の場合、拡張子が".ex_"として送信されます。また、特定の宛先ドメインに対して、非暗号化の設定をすることも可能です。 ※Zip暗号化形式においても、拡張子の変換は可能です。(sample.zip⇒sample.zi_) Q.携帯で会社のメールアドレスから送信する場合、PlayBackMailは利用できますか? A. PlayBackMailOnlineをお申込みいただいているお客様に限り、PlayBackMailのアプリケーションをご利用いただけます。(現在はiPhone版のみリリース。Android版、Windows Phone版は順次対応予定。) 詳しくは以下のURLをご参照ください。 http://www.playbackmail.com/iphone/ Q.メーラーとPlayBackMailの間は暗号処理はされますか? A. PlayBackMailによる添付ファイルの暗号化は、実際に外部へのメール送信時に実施されます。また、メールサーバーがSTART TLS対応していれば通信経路の暗号化されます。 Q.待機中メール一覧の宛先にてメールアドレスだけでなく宛先の名前を表示することはできますか? A. できません。 Q.ユーザー画面右上の ようこそ<メールアドレス>さん のところにユーザー名を表示することはできますか? A. 基本的にはメールアドレスが表示されますが、ActiveDirectoryによるシングルサインオンを実施している場合については、ActiveDirectory設定上の表示名が適用されます。 Q.メールがPlayBackMailに保留する時間はどれくらいですか?またその時間はユーザー単位で変更可能ですか? A. 管理者の設定にて許可された場合に限り、0-1440分の間でユーザー単位での変更が可能です。 Q.特定のユーザーをPlayBackMailの適用対象から外すことは可能ですか? A. 製品仕様としては可能ですが、基本的には特定ユーザーを適用対象から除外することはお勧めしません。 Q.どうしても緊急で送信しなければならないメールがあるのですが A. Webインターフェイスの"即時送信"をご利用ください。 Q.送信メールの添付ファイルが既に暗号化されていた場合でも、PlayBackMailは再度暗号化しますか? A. 暗号化します。元メールに施された暗号化の強度および復号キーの伝達方法の安全度については判断できません。「誤送信」による添付ファイルからの情報漏えいを防止するためにはPlayBackMailでの暗号化および、送信者へのキー通知が必須であるとの製品ポリシーに基づく動作となります。また、既に暗号化されている添付ファイルを暗号化しない設定も可能です。 Q.復号キーを直接、受信者へ通知することはできますか? A. システム設定により、受信者への復号キーの通知を自動送信メールにて行うことができます。 Q.Webインターフェイスからメールの本文や添付ファイルを確認することはできますか? A. できません。 Q.Webインターフェイスからメールの修正を行うことができますか? A. できません。誤送信メールについては削除の上、再送してください。 Q.HTMLメールでも問題なく処理されますか? A. はい、問題なく処理されます。なお、メール本文に画像シグネチャーがある場合、添付ファイル付きと認識されますのでご注意ください。 Q.UTF-8形式のメールは問題なく処理されますか? A. はい、問題なく処理されます。 Q.復号パスワードの通知メールのテンプレートが文字化けしているのですが。 A. Windows Vista + Outlook2007の環境でこのような現象が確認されています。 以下のOutlookの設定にて回避可能です。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------- [ツール]-[オプション]-[メール形式]タブ-[文字設定オプション]ボタン [文字設定オプション]ウィンドウ 「インターネットプロトコル」mailto:プロトコルでUTF-8をサポートする チェック ON→OFF ------------------------------------------------------------------------------------------------------
OneLogin's SAML Java Toolkit は、OneLogin Inc. が著作権を保有するソフトウェアです。 OneLogin's SAML Java Toolkit の使用条件は、次のURLをご参照ください。 https://github.com/onelogin/java-saml/blob/master/LICENSE |